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メンバー紹介レポート 05 ー 金原佑樹

アート&デザインコレクティブglowには、多様なバックグラウンドを持ったメンバーが所属しています。
このレポートシリーズでは、各回ごとにメンバー1人に焦点をあて、これまでの活動やバックグラウンド、今に至るまでの経歴、今後の制作などについて紹介します。このシリーズを通して、個々のメンバーが抱くビジョンを捉えた上で、それらを重ね合わせたglowのビジョンを浮かび上がらせることを目的としています。

第5回は、デザイナーの金原佑樹さんを紹介します。

これまでの経歴について教えてください。

ものづくりに興味があり、工学系のデザインの大学に進学しました。おもにプロダクトデザインを専攻していましたが、次第に「ヒトとモノ」の関係性に興味が湧き、その後インターフェースデザインとインタラクションデザインへ関心が広がっていきました。
大学生の頃に、アイデアを具現化するIAMASの学内プロジェクト「アドバンスドデザインプロジェクト」の展示を知り、自分の関心に近いことが学べそうだと思い、卒業後にIAMASへ進学しました。
IAMASでは、アドバンスドデザインプロジェクトやf.Laboプロジェクトに参加し、プロトタイピングやデジタルファブリケーションなど、新しいものづくりについて学びました。修士制作・研究では、デジタルファブリケーションを背景に、パラメトリックに箱の設計データがつくれるアプリを開発し、そのアプリを使って人がどんな用途のものをつくるのかを、ワークショップを通して実践研究しました。
IAMAS修了後は、多摩美術大学の情報デザイン学科の副手に就任し、その後はものづくりにおけるインターフェースとインタラクションのデザインに携わりたいと思い、(株)ソフトディバイスに入社しました。

現在の活動やお仕事について教えて下さい。

現在は、京都にある(株)ソフトディバイスにデザイナーとして所属しています。1984年に設立されたインターフェースデザイン(UI/UX)の会社ですが、実はWebやスマホアプリなどのプロジェクトは少なく、車両や医療機器、家電などのUI/UXのプロジェクトが大半を占めています。
最近では、「ロボティック手術システム hinotori」のUIデザインプロジェクトに参加しました。私はおもにUIの構造の検討や画面デザイン、ロボットの操作UIのプロトタイピングなどを担当しています。

金原さんはLAPにも参加していらっしゃいますが、どういった経緯で参加することになったのでしょうか? 

もともとはIAMASの赤羽亨さんに声をかけていただいたのがきっかけでした。
具体的な活動についてはまったく決まっていませんでしたが、自分がデジタルファブリケーションやパラメトリックデザインへ関心を持ちながら、現状では取り組めていないこともあり、建築インテリアデザインの仕事をしている冨田太基と協力して「パラメトリックな家具」をつくることになりました。
LAPのメンバーの拠点が京都と岐阜と物理的に離れているため、定期的にオンラインで集まり、それぞれが描いたアイデアスケッチを持ち寄って具体的な制作物を決めていきました。
プロジェクトの第一弾として、スツールのデザインから製作までをパラメトリックに実現できるシステム「One-size-fits-one」を開発しました。
私は、おもにデザインシステムの開発やデバイスやインターフェースのデザインを担当しています。

LAPとしての活動や作品について教えてください。

One-size-fits-one」から派生したプロジェクトとして、家具と空間を感覚的に検討する全6回のワークショップ「Furniture in KIOSK」を開催しました。
このワークショップは岐阜県内の高校生を対象に、定めたれた空間(Kiosk)内に、どんな大きさで、どんな用途の家具を配置するかを検討し、実際に製作するというワークショップです。一連のデザインワークを体験できるようにプログラムを考えました。
最近は、パラメトリックデザインによる家具やKioskなどを、VRやAR、MRなどのxR空間で検討するようなデザインシステムの開発しています。
スケール感や空間性が重要なデザインを、より質感を保ちながらラピッドに検討できるようなものになればと思っています。この活動のその先に、スマホのARや3Dスキャン(iPhoneのLiDARセンサーなど)を活用したデザインシステムにも取り組んでみたいです。
また、デジタルファブリケーション、パラメトリックデザインでの制作をより深めるために、既存のデジタルファブリケーション機器の新しい使い方をしてみたり、何かを表現したり、制作するための(デジタルファブリケーション的な)デバイスを自作することにも挑戦してみたいです。

glowの魅力はどんなところにあると思いますか?

さまざまな専門分野の人がいるので、互いにコラボレーションできることです。個人やLAPのメンバーだけではできないことにも取り組めること。また、みなさんの活動を知ることも良い刺激になります。
メンバーの拠点も関東・中部・関西などさまざまなので、活躍できる幅が広がることも魅力です。

 

編集 森岡まこぱ

 

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金原佑樹

冨田太基

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