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「タンケン・ハッケン・ホットケン〜加納のお宝発見まちあるき〜」カットイラスト制作

岐阜市加納町で行われたワークショップ「タンケン・ハッケン・ホットケン〜加納のお宝発見まちあるき〜」というチラシのカットイラストを担当しました。チラシ全体のグラフィックデザインは伊藤晶子さんが担当しています。
このイベントは、加納町に住む人々に新たな町の魅力を発見してほしいという目的で行われたイベントで、チラシは加納町全域に配布されました。

イラストは、全年齢の人に受け入れてもらえるようなイメージを目指し作成しました。実線をスマートな印象にしたかったため、機械的な直線やカーブを意識したペン入れを行なっています。同様に、木の膨らみや瓦といった特定の柄がリピートされるポイントも、同じカタチを意識して慎重に線を描き足していきました。

絵のモチーフでは、「新たな魅力の発見」というワークショップ内容から、何気ない町のアイコン(植木やネコ)を登場させています。その中で注目してほしいポイントは、木から舞い落ちる一枚の葉っぱです。この葉っぱは「プラタナス」という樹木の葉の形を描きました。加納町には1945年の岐阜空襲から生き残ったプラタナスの木があり、現在もその事実を記したプレートがその木には巻きつけてあるそうです。街路樹として生活の一部になっている木が実は戦火の中を生き延びた木だった、このエピソードが「新たな町の発見」というテーマと重なり惹かれ、さりげなく絵の中にプラタナスの葉を添えてみました。

関連人物

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伊藤晶子